2016年02月19日

高血糖の記憶と魚の目

Facebookを見ていると、高血糖の記憶
という言葉が話題になっていました。

江部康二先生が、以前から言われていた概念ですが
簡単にいうと、傷は治っても傷あとは治らない(悪化していく)
ということです。

いったん糖尿病になる(高血糖が続く)と
その後、血糖値をしっかりとコントロールしても
心筋梗塞や脳卒中などのリスクは低下しない
という研究結果があります。

心筋梗塞や脳卒中は、主に動脈硬化が原因で起こりますが
動脈硬化とは、高血糖によるAGEの沈着などで
血管が炎症を起こし、血管の内壁が厚く硬くなることです。

血管壁の内側が厚くなることで、詰まりやすくなり(心筋梗塞)
また、柔軟性がなくなり硬くなることで、切れやすく(脳出血)
なります。

さらに高血糖がなくなっても
沈着したAGEが悪影響を与え続けるため
動脈硬化は改善せず、悪化することがある
ということです。

けがをしたときでもそうですが
浅い傷であれば、傷あとは残りませんが
深い傷であれば、少し盛り上がった硬い傷あとが
残ることがあります。
(傷の修復は常に完璧、というわけではありません)

血管も同様に、高血糖が長く続くと
内側がデコボコした厚く硬い血管壁となり
後々になっても、詰まりやすく切れやすい傷あと
として残るということです。

皮膚も血管内壁も、扁平上皮細胞という細胞で
構成されていますので、似たような反応になる
と考えられます。
(単層か重層かという違いはあります)

皮膚で原因が残っているために悪化し続ける例として
魚の目が挙げられます。
周囲が厚く硬くなっており、芯が残っている限り悪化します。
歩行という圧力が、血管でいうところの血圧に相当し
芯の部分が自然に排除できない箇所に追いやられています。

ちなみに、動脈硬化の原因は糖質以外にも
植物性油脂(トランス脂肪酸)、アルコール、タバコ
なども指摘されています。
異物・発がん性物質は体内で炎症を起こしやすい
ということですね。

糖質制限しても体調が悪い、という方は
そういう点にも注意してみてもいいかもしれません。

糖質制限が流行しても
高血糖の記憶を持つ人々が多いうちは
心筋梗塞や脳卒中の発症率は、なかなか下がらない
かもしれませんが、わたしたちの子ども世代には
心筋梗塞や脳卒中がほとんどいない
という状態にしてあげたいですね。

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2016年02月18日

糖質制限の本質

糖質制限の本質とは、ここ100年前後の期間に
甘いものや精製された穀物が蔓延した食生活を
ヒト本来の食生活に戻すことにあります。
(科学技術の進歩に対して、人類の代謝系が追いついていない
と思われるからです。)

そのため、糖質制限食というのは
「極端に偏った危険な食事法」ではなく
人類が数百万年にわたって続けてきた食生活であり
また、現代でも世界の先住民が続けている食生活でもあります。

昨日の記事ではありませんが、5年や10年実践した程度で
「心不全」で亡くなってしまうようであれば
人類は、既に絶滅してしまっていると考えられます。

砂糖や人工甘味料は純度が高く、ほとんど化学物質
といってもいいぐらいのものですし
フルーツや野菜も品種改良が繰り返され
自然にあるものよりも遥かに糖度が高くなってしまいました。

昔ながらのものや野生種を手に入れるのは困難であり
また、太古の人類や先住民と同様の食生活をするには
嗜好が違うので、できる範囲で自然な食生活に戻すため
急激に血糖値を上昇させる砂糖や穀物の摂取制限により
糖質量を調整する、というのが大きな目的です。

ヒト本来の自然な食生活に戻すことが重要なので
「この食品は糖質が○gだから…」とか
「エリスリトールは血糖値を上げないから大丈夫」
というのは少し違うように思います。

実際、そこまで過度に糖質を避ける食生活の人で
体調不良を訴える人がいたり
甘いもの依存を脱することができなかったために
また元の食生活に戻ってしまう人もいます。

こんなものは大昔には存在していなかっただろうな
(まだこの食物には人類は適応できていないだろうな)
と思われるものを避けていれば
カロリーや糖質量など無用な計算をしなくても
自然と糖質制限よりの食事になります。

有名になるにつれて
糖質制限という言葉が一人歩きしてしまいがちですが
健康であるためのルールは、本当はごくシンプルだと
思います。

簡単に言うと、自分の身体に合った食べ物を選ぶ
これだけのことです。
そのためのスタートとして糖質制限は最適ではないかと考え
おすすめしています。

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2016年02月17日

桐山秀樹さんの心不全について

ノンフィクション作家の桐山秀樹さんが
心不全で亡くなられたそうです。
ご冥福をお祈りいたします。

死因について、マスコミを中心に
糖質制限との関連が疑われていますが
江部康二先生がいわれた通り
糖質制限開始前の動脈硬化が原因であった
と思われます。

糖質制限の実践により、この記事で説明した通り
動脈硬化が良くなる人もいますが、開始時の状態や
実践の仕方によっては、良くならない人もいます。

桐山さんの場合は、糖尿病があり
体重は90kg以上、収縮期血圧は200以上あった
とのことなので、動脈硬化はかなり進行していた
と思われます。

心臓の状態についても、狭心症が既にあり
心筋梗塞になりかけていると医師に言われたため
糖質制限を始めた、ということのようです。

糖質制限の結果、寿命が延びた可能性はありますが
死因とするのは無理があるように思います。

(ちなみに、「心不全」という死因は
死亡診断書を書いた医師が
事件性がなく、明確な死因が不明のときに
書くことがあります。
事件性がないと、司法解剖は行われないため
本当のところは分かりませんが
死因は、おそらく心筋梗塞ではないかと思います。)

また、外食が多かったり
家での食事であっても植物油の使用が多ければ
トランス脂肪酸の摂取量が増加するため
冠動脈性心疾患の発症リスクが増します。

持病のある方が、糖質制限の実践後に有名になったため
誤解を生んでいますが
同じような状態の人が、いわゆる「普通の食生活」
を行いつつ「心不全」で亡くなっている数は
もっと多いと思われます。
(ニュースにはなりませんが…)

わたしが担当した患者さんが、糖質制限の実践により
血圧が基準値に入ったということは
糖質制限により、動脈硬化が改善し
心臓への負担が軽減する可能性がある
ということだと思います。

ただ、わたしは、糖質制限は病気の治療法ではなく
あくまで予防法だと考えています。
病気になってからではなく、健康な内に
無理のない範囲で実践するのが良いと思います。

一番重要なのは、甘いものを一切摂らないことで
これは誰にとっても健康的な食生活といえます。

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