2016年10月31日

今日も血圧下げてます。

今日も入院患者さんの降圧薬
(血圧を下げる薬)を中止しました。

血圧が高いからということで、別の病院で
降圧薬を出されていた患者さんです。

入院時に
BMI(体重kg÷身長m÷身長m)>25の
軽度肥満だった患者さんなので
間食禁止、主食の量を抑えること
としました。

ちょっと厳しい対応ですが
本人も治療意欲があったので
同意してくれました。

毎日、ご飯(白米)の量は7〜8割にしてくれ
間食禁止も守ったので、1か月で4s減量し

血圧も
降圧薬を飲んで上が140〜150だったのが
降圧薬を半分にしても110〜120となったので
降圧薬は中止しました。

高血圧の原因はさまざまであり
糖質制限だけで必ずしも治る
というわけではありませんが

食事療法は、今も昔も
高血圧の重要な治療法のひとつであり
その中でも、特に糖質制限は効果が高い
と感じています。

特に、高血圧になったばかりの方は
治りが早いです。
逆に、長いこと患っている方や
高齢の方は難しいです。

高血圧に悩む方が、一人でも多く、早く
糖質制限に出会って、正常血圧となること
を願っています。

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2016年10月30日

ケトン食ががんを消す

糖質制限が世に広まり、様々な人が実践していく中で
さらに、専門的に治療に応用している先生方から
多くの知見が得られています。

例えば
古川健司先生は『ケトン食ががんを消す』 (光文社新書)
にて、血液中のケトン体が、1,000μmol/L以上であれば
がんが小さくなったり、消えてしまう
という主張をされています。

ケトン食というのは
糖質を可能な限り0に近づける食事で
いわゆる厳格な糖質制限のことです。
糖質の摂取量が0に近づくと、血液中のケトン体は
上昇します。

ケトン体は、体脂肪(中性脂肪)が分解された
脂肪酸から産生される物質で
ヒトが本来、利用しているエネルギー源です。

一般的には、ブドウ糖が脳の唯一のエネルギー源である
など、ヒト本来のエネルギー源がブドウ糖であるかのような
誤解がありますが

宗田哲男先生が『ケトン体が人類を救う』(光文社新書)
にて、明らかにされたように
糖質過多な母体であっても、胎児はブドウ糖ではなく
ケトン体を主なエネルギー源としています。

胎児(母体)は、何をエネルギー源とすべきか
ということが本能的に分かっているということです。

母体は、胎児が健康に育つために
自身が妊娠糖尿病といわれる状態になろうとも
胎児を高血糖ではなく、高ケトンな状態に維持しよう
としているわけです。

ケトン体は、ヒト本来のエネルギー源ですが
糖質過多な食生活を送っていると
低く抑えられてしまいます。

身体にとって有害なブドウ糖を
できるだけ減らしたいので
安全なケトン体、中性脂肪よりも
ブドウ糖を先に消費しようとするわけです。

約1万年前の農耕の開始以来
ヒトは糖質過多な食生活を行うことが多いため

身体が、ケトン体を節約しつつ
慌ててブドウ糖を処理している様子をみて
科学的な研究の結果
ヒト本来のエネルギー源はブドウ糖である
という誤解が生まれたわけです。

さらに、糖質を大量に摂取する生活が続くと
インスリンの働きによりブドウ糖を体脂肪に変えたり(肥満)
腎臓から過剰なブドウ糖を排出したり(糖尿病)
して、身体から糖質を減らそうとしますが
それでも間に合わないときは
ひたすら糖質を取り込み増殖する組織(がん)
を作り出します。

糖質の摂取量が0になり
体内の過剰な糖質の処理が進めば
がんの存在意義はなくなるので
縮小、もしくは消滅するということです。

糖質の摂取量を0に近づけるケトン食は
身体にいいのかもしれませんが
わたしは面倒なので実践できていません(笑)。

普段は、甘いものを一切食べず
主食(ご飯・パン・うどん・パスタ)などもほとんど摂らない
糖質制限食を行い
万一、がんになったら
ケトン食を実践しようと思います。

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2016年10月29日

糖質制限で認知症予防

糖尿病と認知症の合併率は
非常に高いことで知られています。

つまり、長く糖尿病を患っている人は
認知症を発症するリスクが高く
逆に、認知症で病院を受診した人が
検査の結果、糖尿病もあった
ということは珍しくありません。

糖尿病を患っている状態であれば
高血糖、高インスリン状態となっています。
(T型の場合も、病院での治療を続けると
医原性の高インスリン状態となります。)

血糖値が高いので
血糖値を下げるホルモンのインスリン量も多い
ということです。

この高血糖、高インスリン状態が
認知症のリスクを上昇させると考えられます。


現在、認知症の原因は

1.AGE(終末糖化産物)の蓄積
2.アミロイドβの沈着

の主に2つが考えられています。

AGEは、タンパク質が糖により変性した物質で
年齢とともに増加していきます。
高血糖であれば、体内の多くのタンパク質が
糖化(変性)し、AGEとなります。

また、アミロイドβは、通常
インスリン分解酵素により分解されていますが
高インスリン状態であると、インスリン分解酵素が
アミロイドβの分解ができず、沈着します。

上記の理由により
高血糖、高インスリン状態は
認知症のリスクを高めると思われます。

逆に糖質制限で、普段の血糖値を低く保ち
結果的に、低インスリン状態でいられることは
認知症の予防になると考えられます。

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