2016年02月05日

食べすぎてしまう理由

昨日の患者さんに
「ついつい食べ過ぎて困っているんですが
体の病気以外に過食症もあるんでしょうか」
と相談されました。

50代の男性の方なので、「おそらく違うでしょう」
とお答えし、まずは食事内容の変更をお勧めしました。

食欲に関与しているホルモンは
レプチン、インスリン、グレリンなどがあります。
レプチンとインスリンは、食欲を抑えるホルモンであり
グレリンは、食欲を増加させるホルモンです。

レプチンは、脂肪細胞から放出され食欲を抑えることで
生存に必要、かつ運動機能が維持される適度な脂肪量
になるよう体脂肪をコントロールしています。

インスリンは、膵臓から放出されるホルモンで
血中のブドウ糖を体脂肪に変換し、蓄えた上で
食欲を抑制し、体脂肪の過度な増加を防ぎます。

グレリンは、主に胃から放出されるホルモンで
空腹状態のときに増加し、食後に減少します。

それぞれが、適度な量でコントロールされていれば
自然と標準体型が維持されますが、糖質の過剰摂取により
ホルモンのバランスが崩れ、体型維持が困難になります。

糖質の過剰摂取により、まずインスリンの過剰放出となります。
しばらくは、糖質が体脂肪に変換されるのに応じてレプチンが増加し
食欲はコントロールされますが、その生活が続くと
身体は高インスリン、高レプチンに「慣れ」ていきます。
(専門的には、レセプターのダウンレギュレーションといいます)

こうなると、体脂肪が多く、レプチン、インスリン量も
多くなっているにも関わらず、食欲低下作用が弱まるため
普段通りの食事量を続けてしまいます。
インスリンへの「慣れ」(感受性低下)もあるため、高糖質の割には
体脂肪の増加(ブドウ糖の体脂肪への変換)は目立ちません。

一度、高糖質な生活で体脂肪が増加してしまうと
「慣れ」により、増加した体脂肪が維持されてしまう
ということです。

ちなみに、食欲を増加するグレリンにも「慣れ」は生じます。
1日以上の断食を経験した人は分かるかも知れませんが
絶食が長期に及ぶと、空腹により放出されている
グレリンに「慣れ」、食欲を感じにくくなります。

食欲をコントロールしたければ
レプチン、インスリンの放出量を適度に保ち
「慣れ」をなくす(感受性を改善する)必要があります。

糖質の過剰摂取により、インスリンの過剰放出と
体脂肪の増加が引き起こされるので
糖質の摂取量を減らすことでインスリン、体脂肪量
を減少させられます。
結果的に、レプチンの放出量も適度な範囲に収まるようになり
食欲の調節が容易になります。

また高タンパクの食事は、レプチンの「慣れ」(感受性)
を改善させる、との報告もあります。

それぞれのホルモンがきちんと働けば
つらいカロリー制限をしなくても、食べたいだけ食べる
生活をしていても、標準体型が維持されます。
(必要な体脂肪があれば、食欲は自然と落ちるので
「我慢」の必要性がない)

「食べすぎ」の原因は高糖質にあり
低糖質・高タンパク(・高脂肪)な食事は
食欲の調節を容易にし、食べすぎを防いでくれる
ということです。

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posted by ted at 15:47| Comment(0) | 糖質制限 効果 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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