2016年11月03日

糖質制限で筋肉が落ちる?

糖質制限で筋肉が落ちる
という噂があります。

もちろんデマなんですが(笑)
なぜこういう情報が流れるかというと
糖新生というものを誤解しているから
と考えられます。

糖新生というのは
体内でブドウ糖が不足しているときに
タンパク質を分解してできたアミノ酸から
ブドウ糖を合成する反応のことをいいます。

つまり、糖質制限でブドウ糖が不足した場合
筋肉のタンパク質を分解してブドウ糖を生成するから
筋肉が落ちるんじゃないか、という理屈です。

これが事実だとすると
食事により摂取されたタンパク質(アミノ酸)は
どこに行ったのか、という話になります。

糖質制限により、仮にブドウ糖が不足したとしても
摂取したアミノ酸を使わずに
筋肉を分解して使うのは、順番が逆です。

糖質制限は
糖質・炭水化物の摂取量を減らす代わりに
タンパク質・脂質の摂取量を増やす
という食事法です。

ブドウ糖の不足分ぐらいは
増やしたアミノ酸で補えます。

また、糖質制限で筋肉が落ちるとすると
とっくの昔に人類は滅んでいます。

糖質・炭水化物が
安定的に供給できるようになったのは
1万年ほど前に農耕が開始されてからです。

それまでは、狩猟採集の生活だったので
ブドウ糖不足は容易に起こりえたわけです。
その度ごとに、狩猟に必要な筋肉が落ちていたら
そのうち獲物が捕れなくなってしまいます。

そもそも、体内でブドウ糖が絶対に必要なのは
赤血球など一部の細胞に過ぎません。

身体のほとんどの組織は
脂質・ケトン体からエネルギーを産生できるので
ブドウ糖不足がエネルギー不足につながることは
ありません。

万一、エネルギー不足があった場合、身体は
生きるために必要な筋肉から糖新生を行うよりも
体脂肪を分解して、ケトン体を生成することで
エネルギーを産生することを優先します。

筋肉を失うよりも、皮下脂肪を失う方が
生存できる可能性は上がるからです。
何のために皮下脂肪がついているのか
という話でもあります。

非常手段ともいえる筋肉を分解するほどの糖新生が
簡単に起きる、という誤解が
糖質制限で筋肉が落ちる
という噂につながっているようです。

以上より
糖質制限で皮下脂肪は落ちるかもしれませんが
筋肉が落ちることはありません。
筋肉が落ちるようなら、タンパク質不足なので
肉・魚・卵・チーズを食べましょう
ということです。

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posted by ted at 13:03| Comment(1) | 糖質制限ダイエット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
2年ほど糖質制限していますが、全く筋肉が落ちてる感じはしないですね。前よりやや、ついているぐらいです。タンパク質もそこまで多くとっているわけではないんですけどね。体重の1.5倍ぐらいのグラムとれれば、という感じです。
Posted by ひでくん at 2016年11月04日 22:35
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