2016年01月10日

がんを兵糧攻めにできる理由

今回は、コメントを2件いただいてます。

「先生、初めてまして! 毎日、欠かさずブログ拝見してます。 先生のお話しは本当に勉強になりますし大好きです(^_^) これからもブログの更新楽しみにしてますので、色々なお話し聞かせて下さいね」

コメントありがとうございます。
いつもありがとうございます。身の引き締まる思いです。
しょうもない書き損じをしないよう気をつけます(笑)。

次の方。

「どんなに糖質を制限しても、人は100前後の血糖値を維持するようにできています。 それでも糖質制限はガンを兵糧攻めできるという根拠を、理論的に説明してください。」

コメントありがとうございます。説明不足ですみません。
この記事でも少し触れましたが
「普通の食生活」では、糖質の過剰摂取・頻回の摂取をすることがあり
1日に何度も血糖値が急上昇することが、がんの栄養源になっている
と思われます。

全身の血液中に存在するブドウ糖は5g前後しかないため
糖質制限をしていない生活であれば、1日に何度も
血糖値が容易に100mg/dlを越えてしまいます。

それに対応してインスリンが放出されますが
急に、ぴったり100mg/dlに収まるわけではありません。
(血糖値が下がり過ぎて、一時的に低血糖になる人もいます。)
血糖値が下がるのに、2時間程度はかかりますので
朝食、10時のおやつ、昼食、3時のおやつ、夕食となると
一日中、がんに成長する機会を与えていることになります。

また、間食などをしなくても、食事中の糖質が多いと
血糖値が乱高下する人もいます。
「血糖曲線 乱高下型」で調べると分かりやすいかと思います。

もちろん、糖質制限でも血糖値が0になるわけではないので
がんを餓死させることはできません。
ただ、糖質制限を続けていると普段の血糖値が80mg/dlほどになる人は
割といるようなので、兵糧攻めぐらいはできるかと思います。

ヒトの身体というのは教科書通りではない、ということは
普段の診察で、患者さんが教えてくれています。
そういう内容は、実際に臨床の場にいる人間でないとわからないので
このブログでは、そういった教科書や論文の知識を越えた部分を
お伝えできれば、と思って書いています。

これからも皆様の健康に役立つ記事を投稿します。
1日1回の応援クリックお願いします。↓

にほんブログ村 ダイエットブログ 低炭水化物・糖質制限ダイエットへ
にほんブログ村

順位が上がれば、注目が集まり、多くの人の健康を改善できるかもしれません。
ご協力いただければ、うれしいです。


糖質制限ダイエット ブログランキングへ


ラベル:がん 糖質 血糖値
posted by ted at 22:34| Comment(0) | 糖質制限 がん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月07日

がん治療補助として

がん治療といえば、現在の主流は三大療法(手術、抗がん剤、放射線)
ですが、必ずしもそれだけで完治できる人ばかりではありません。
もちろん、他の疾患についても医者が「必ず治せる」といえるもの
はありません。

ただ、医師が「治せない病気」はあっても
「治らない病気」はない、といわれます。
医学部の講義でも、病気は医師が治すのではなく
患者が治すのだ、と教わります。そして、医師の重要な仕事は
患者が治るための手助けをすることだ、といわれました。

わたしは当時、それは責任逃れだろう(笑)と思っていましたが
実際に患者さんの治療に関わるようになって
本当に教えられた通りだった、と思うようになりました。

まったく同じように治療していても
良くなる人と悪くなる人がいます。
人によっては、薬を出さなくても(減らしても)
診察中の助言だけで良くなった
ということもありました。

このような経験が積み重なると
医師としてできることには限りがあり、それはかなり小さい
と思うようになりますが、それは謙虚というよりも
ただの事実ではないかと思います。

サイモントン療法などの専門的な治療を受けなくても
患者さん自身の「誰かに治してもらいたい」という受け身な思いから
「わたしの自然治癒力を生かして、治そう」という主体的な思い
への変化は、少なからず身体に影響を与えると思います。

医学的な話でいえば、緊張し不安な表情から
ゆったりとよく笑うことへの変化は
交感神経優位から副交感神経優位への変化となり
NK細胞をはじめ、免疫系の活性化につながります。

さらに、がんや他の病気になったのは
自分のこれまでの生活に何か問題があったのかもしれない
と食事や運動、仕事や人間関係におけるストレスなど
を見直すことも、治療の糸口になるかもしれません。

「どうしてわたしだけが??」と思ってしまうかもしれませんが
人と同じことなんて、「人はいつか死ぬ」ということぐらいです。

同じ授業を受けていても、成績は違います。
毎日一緒に遊んでいても、スポーツの出来は違います。
同じものを食べていても、不調が現れる部分は違います。

そのため、疾患を治療する上では
人と同じだから安心する、というのではなく
問題が見つかれば、まずは改善に向けて動いてみる
という姿勢が重要です。

さまざまな治療・民間療法がありますが、糖質制限は
持病(糖尿病でインスリン注射中、腎不全、肝硬変、膵炎、他代謝性疾患)
のない方には、ほとんど危険性がなく
また、他の治療法と併用可能です。

がんは、PET検査でも確認できる通り
大量のブドウ糖を取り込み増殖しているので
糖質制限により、理論上
がん細胞を兵糧攻めにすることができます。

糖質制限は、ほとんどの方にとって害がなく
がん治療の補助として有効である可能性が高い食事法である
と、わたしは考えています。

これからも皆様の健康に役立つ記事を投稿します。
1日1回の応援クリックお願いします。↓

にほんブログ村 ダイエットブログ 低炭水化物・糖質制限ダイエットへ
にほんブログ村

順位が上がれば、注目が集まり、多くの人の健康を改善できるかもしれません。
ご協力いただければ、うれしいです。


糖質制限ダイエット ブログランキングへ
ラベル:がん 治療 補助
posted by ted at 15:34| Comment(1) | 糖質制限 がん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月29日

がんと慢性炎症

今日もコメントいただいてます。

「先生、いつもわかりやすい説明をありがとうございます。 今日の記事とは関係ないことですいませんが、炎症も癌と関係があるんでしょうか?わたしは若い頃から酒が好きで毎日のように飲んでいたら、とうとう慢性膵炎と診断されてしまいました・・・家内にも言われ酒は止めることができましたが、医者から、すい臓がんのリスクがあると言われてしまいました。慢性膵炎がいつか癌になるんじゃないかと気が気じゃありません。先生の言うとおり、糖質は控え炎症の治療のつもりでEPAを飲んでいます。なんとかこれで癌にならずにすむでしょうか??」

コメントありがとうございます。
確かに慢性膵炎は、すい臓がんのリスクとなります。

これに限らず、例えば逆流性食道炎は食道がんの
C型肝炎は肝臓がんの、潰瘍性大腸炎・クローン病は大腸がんの
リスクがあるといわれております。
はっきりと解明されてはいませんが、がんと慢性炎症は
共通点もあり、何らかの関連があると考えられます。

そもそも、炎症というものは発赤・熱感・腫脹・疼痛を特徴とする
正常な免疫反応です。(基本的なことですが、重要な特徴らしく
わたしの大学の病理学の試験では、毎年出題されていました。)
身体が免疫反応を起こしたい部分の血管を拡張し、血流を増加させることで
免疫系の細胞がスムーズに働けるようにしています。
血流を増加させるので赤くなって(発赤)温かくなる(熱感)
血管を拡張させるので腫れて(腫脹)神経が刺激される(疼痛)
ということです。

がんは、炎症性サイトカインといわれる物質を放出し
炎症を誘発している、といわれます。

周囲の血流を増加させ、自身の増殖に必要な栄養(主にブドウ糖)
を集めるため、と考えられますが、血流を増加させると
免疫系の細胞も集まってくるため、がんにとっては損にもなると思いますが
糖質を過剰摂取していると流れ込む糖質量が多くなり
増殖できる速度が上がり、メリットの方が大きい
ということですね。

糖質制限をしていると、流れ込む糖質量が減るため
がんにとってのメリットは小さくなります。

11280660_723799784412683_1010231485_or.jpg

炎症自体は重要な免疫反応なので、無理に止めるのではなく
まずはその原因を取り除くことが重要です。
糖質やアルコール、食品添加物や化粧品などに含まれる化学物質などは
炎症を引き起こす原因となります。

その後も炎症が続くようであれば、脂質のバランスが悪い可能性があります。
オメガ6系の脂肪酸は炎症を促進し、オメガ3系は抑制します。
その比率は1:1ほどが良いといわれていますが、サラダ油などを使っていると
容易にオメガ6系脂肪酸過剰になってしまいます。

そこでわたしはここでも紹介したEPA/DHA
をおすすめしています。

12443577_816135241845803_30428774_or.jpg

EPA/DHAなどのオメガ3系脂肪酸は、炎症を抑制するだけでなく
がん細胞の増殖を抑制する効果がある、といわれていますので
人体実験の意味で(笑)わたしは毎日内服しています。

確実かどうかはわかりませんが
糖質制限とオメガ3系脂肪酸の積極的な摂取は
がんの予防と治療を助ける効果がある
と考えています。

これからも皆様の健康に役立つ記事を投稿します。
1日1回の応援クリックお願いします。↓

にほんブログ村 ダイエットブログ 低炭水化物・糖質制限ダイエットへ
にほんブログ村

順位が上がれば、注目が集まり、多くの人の健康を改善できるかもしれません。
ご協力いただければ、うれしいです。


糖質制限ダイエット ブログランキングへ
ラベル:がん 炎症 EPA
posted by ted at 12:53| Comment(0) | 糖質制限 がん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。